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◆マイナビオールスターゲーム2021 全パ4―5全セ(16日・メットライフ)

 阪神・近本光司外野手がオールスターでお祭り男ぶりを発揮した。

 3回1死一塁で右前打を放つと、5回無死三塁で左前適時打。5打数5安打でサイクル安打を達成した19年の第2戦から、球宴が開催されなかった昨年をまたいで7打席連続安打。同一年では01年ペタジーニ(ヤクルト)の6打数連続安打が球宴記録だが、年またぎで新記録を樹立して敢闘賞に輝いた。「とにかく楽しんで打席に入れていたというのが自分の中では良かったなと思います。記録は全然知らなかったです」と喜んだ。

 コロナ禍での球宴は2年前とは大きく違った。鳴り物の応援はなく、史上最少の観衆8992人。「満員の東京Dと甲子園でやれていたことが当たり前ではなかったんだなと。でも、その中でたくさんの方に応援していただいて。自分たちが楽しくプレーすることでもう少し頑張ってみようという思いが届いたら、自分としては結果なんて関係ないと思うんで」。使命感を胸に懸命にグラウンドを駆け抜けた。

 同点の9回1死二、三塁では球宴では史上初の申告敬遠(投手はロッテ・益田)。そもそも敬遠が1998年第2戦(千葉マリン、打者は西武・高木大、投手は巨人・趙成珉)以来23年ぶり9度目の珍事だった。「(捕手の)甲斐さんに『緊張しますね』という話をしたんですけど、申告敬遠になって恥ずかしい気持ちになりました」と苦笑いを浮かべたが、それほど背番号5のバットが驚異だったという証だ。




前回のオールスターゲームから、7打席連続安打の近本選手!ナイスバッティング✨ #近本光司 選手 #マイナビオールスターゲーム2021 #npb pic.twitter.com/jn5KOs4nxt



@TigersDreamlink 日本新記録!



@TigersDreamlink ようやった! オールスター男だなチカは


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