1


 ◇練習試合 阪神2軍11―1日本生命(2022年10月4日 鳴尾浜)

 阪神は4日、クライマックスシリーズ(CS)に向け、甲子園球場で再始動した。同日に鳴尾浜球場で行われた日本生命との練習試合では、高卒2年目の高寺望夢内野手(19)が「2番・二塁」で出場し、5打数4安打をマーク。レギュラーシーズンのラスト4試合でスタメン起用された勢いのままに安打を量産し、8日からのファーストステージ(S)初戦のDeNA戦(横浜)での先発出場へ、猛アピールした。

 1軍で売り出し中の高寺が、打って打って打ちまくった。社会人の強豪・日本生命戦に調整出場して、4投手から4安打。右腕も左腕も本格派も技巧派も全て打ち、右前打2本、左前打1本、右翼への二塁打1本を放った。唯一、凡退した1打席目も芯で捉えた左直。CSへ向け、自信をみなぎらせた。

 「今日もコースなりにしっかり(打てた)。インコースに来たら勝手にライト方向に打てたので。あとは1軍でもやるだけ」

 体が反応して打てた――とのコメント趣旨から打撃センスに優れることが伝わる。平田2軍監督からも「言うことがない。凡打も、全てにおいて内容がいいもん。バッティングの調子の良さを維持している」と惜しみない賛辞を贈られた。1軍ラスト4試合でスタメン出場し、プロ初安打、初打点、初盗塁を記録した。6月の初昇格時は8打数無安打だったが、高卒2年目の秋を迎え、一皮むけた。

 今季、チームはDeNAに9勝16敗と大きく負け越した。カード別のチーム打率・232は、中日戦の・230に次いで2番目に低い。今永、浜口を擁する投手陣に苦しめられたことを意味するが、高寺はこの数字に全く絡んでいない。DeNA戦には一度も出場していない。裏返せば、相手にとって未知数な部分が多いということ。サウスポーも苦にしない。秘密兵器になる可能性を秘めている。

 「勝てばなんでもいいと思うので、勝つためにできることを考えてやりたい」

 ひょうひょうと意気込んだ高寺のもう一つの武器は、物おじしない性格。二遊間を組む中野が、その強心臓ぶりに舌を巻くほどだ。17日に20歳の誕生日を迎える。10代の最後は、キラキラ輝く姿がよく似合う。(倉世古 洋平)




井上、前川、髙寺あたりの談話もとてもポジしかないしめちゃくちゃ楽しみやねー 髙寺はCSも1軍帯同明言っぽいし良い経験になるとええな!



> 彼には1軍でクライマックス・シリーズという、緊張するところを経験できるから。あいつにとって、来季に向けて非常にいい経験になるね 髙寺CS帯同確定ですわね  https://news.yahoo.co.jp/articles/53d7e9ed90550ca57d0927b4dc2dbcb9835fa773 


続きを読む