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期待の若手5選手をランク付け…2軍も投手陣の“宝庫”

 阪神は近年、若手の台頭が目覚ましい。近本光司外野手や佐藤輝明内野手は1年目から台頭。2022年は湯浅京己投手が43ホールドで最優秀中継ぎ投手に輝くなど、球界を代表する選手が続々と生まれている。しかしチームには、能力ある若手がまだまだ控えている。今回は、プロスペクト5選手を“独断”で選出した。

 5位には、2021年のドラフト1位・森木大智投手を挙げる。ルーキーイヤーの2022年は2軍で14試合53イニングを投げ、4勝2敗、防御率4.08。かつてスーパー中学生と騒がれた剛腕ぶりは、プロの世界でも際立っている。セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTAによると、直球の平均球速は149.7キロ。2軍で30イニング以上投げた投手では3位にランクインしている。

 4位は村上頌樹投手を選んだ。高校時代には3年春の選抜で優勝し、2020年ドラフト5位で東洋大から入団した右腕は、ルーキーイヤーに2軍で最多勝、最優秀防御率、最高勝率の3冠に輝いた。期待を寄せられた2022年だったが、1軍登板がないまま終わった。2軍では最優秀防御率、最高勝率の2冠に輝く活躍を見せただけに、2023年は1軍で結果を残すシーズンにしたい。

 2022年に1軍で6勝を挙げ“プチブレーク”を果たした西純矢投手が3位。1勝に終わった1年目から飛躍を遂げ、防御率も2.68と実力を証明した。2023年は先発ローテションで、1年間戦力となりたい。野手のブレーク候補として期待されるのが、2位に選んだ森下翔太外野手(中大)だ。ドラフト1位のルーキーは、打撃が魅力で開幕スタメンも狙える素材。佐藤輝、大山悠輔内野手が打線を牽引するものの、チーム本塁打数は12球団中11位。攻撃に厚みをもたらす存在として期待される。

 1位には才木浩人投手を選出した。2018年に6勝を挙げたが、20、21年は右肘の手術もあり、1軍登板はなかった。リハビリを乗り越え、2022年は9試合に登板し4勝1敗、防御率1.53と復活をアピール。7年目となる2023年は、1年間ローテを守り、2桁勝利&規定投球回到達といったエース級の活躍に期待したい。

 2022年のチーム防御率は2.67で12球団トップ。投手陣が売りの1つでもあるが、2軍も“宝庫”といった状態だ。他にも、井上広大外野手や前川右京外野手といった生きのいいバッターも控えている。岡田彰布新監督率いる新星阪神の“新たな顔”の登場が待ち遠しい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e9c30e0d35eee753187aa4b3e13960c97cda27d6 
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